どっちも口の中キレイにするもの…とぼんやり思っている方に読んで欲しい

両者の違いは「重視するポイント」にあり

歯が黄ばむ原因の多くは「ステイン」

歯が黄ばむ原因はいくつかあります。まず代表的なのが、コーヒーやお茶などの飲食物、タバコのヤニのステイン(着色汚れ。コーヒーなどに含まれるタンニンや、タバコのニコチン、タールなどが歯の表面に付着してできる歯の汚れのこと)です。ステインは例えば「ステインクリア」と名前がつく歯磨き粉である程度落とすことができます。
これは日本人に多いことなのですが、歯の内側からも黄ばみは生じます。生じるというより「もともとあるものが目立つようになる」という方が正しいでしょう。歯は内側から「神経」「象牙質」「エナメル質」という三層構造でできています。このうち、真ん中にある「象牙質」はもともと黄色を帯びた組織です。日本人は外側のエナメル質が薄い傾向にあるのですが、加齢と共に内部の象牙質が分厚くなると、透けて見える色が濃くなるため、黄ばみが強くなったように見えるのです。

歯石は歯磨きでは落としにくい

飲食をすることで口内に溜まる歯垢(プラーク)は、通常丁寧に歯磨きをすれば落とすことができます。しかし、磨き方が悪くこれが落としきれずに3日ほど歯に付着したままになると、唾液の中のミネラルと結合して石灰化し、「歯石」に変わってしまいます。そうなると歯磨きだけで落とすのは難しくなります。先ほど登場したステイン(着色汚れ)も同様です。普通に歯磨きをしただけではなかなか落とすことができなくなってしまいます。
しかも、歯石はできてしまうと細菌の温床になり、虫歯や歯周病を引き起こすなど口内環境を悪化させてしまいます。歯周病は糖尿病や動脈硬化とも密接に関わっていると言われており、口内環境を健康に保つことは、そのまま全身の健康を維持することにも繋がるのです。


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